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混合型カロテノイドがヒトの皮膚をUVA 誘発色素沈着とUVB誘発紅斑から防護することを見出した試験結果を発表

混合型カロテノイドの補給が、ヒトの皮膚をUVB誘発紅斑およびUVA誘発色素沈着から守るということがランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験から明らかになった。これはドイツのLeibniz Research Instituteと米国Amway社の共同研究によるもので、結果は『Photodermatology, Photoimmunology & Photomedicine』に掲載された。

60名の健常者による試験で、1)β-カロテン4.25 mg、α-カロテン1.10 mg、ルテイン1.12 mg、ゼアキサンチン0.053mgからなる混合カロテノイドを含有するサプリメント、2)プラセボの2群に分け、1日3回、食事と一緒に摂取してもらった。食事制限は行っていない。

摂取後12週目、ダーマライト照射後に、褐色の色素沈着を起こすのに要した最小UVA量をみた。MPPD(最小限の持続的な色素沈着量、増加することで色素沈着に対する防護の増強になる)を評価したところ、混合カロテノイド摂取群でMPPD値の増加を確認。混合カロテノイドの補給がUVA誘発色素沈着とUVA照射から皮膚を保護していると考えられた。本研究は、混合カロテノイドの経口摂取がヒト皮膚をUVA照射から保護していることを臨床的に裏付けた初めてのエビデンスとなるという。

また、UVBに対する混合カロテノイドの光防護効果についても、最小紅斑量(MED)の測定から評価を行った(MEDは目に見える紅斑を引き起こすのに要するエネルギーの最小量)。

試験開始後4、8、12週目にカロテノイド摂取群でUVB誘導MEDについて有意な増加が観察され、プラセボ群比で有意差もみられた。このことから、混合カロテノイドを摂取することで皮膚をUVBが引き起こす紅斑から守っていることが明らかにされた。

さらに研究は、混合カロテノイドの摂取がヒトの皮膚におけるカロテノイドレベルの有意な上昇と関連していることを確かめており、UVAおよびUVBからの防護効果は、カロテノイド複合体の相乗的な抗酸化活性上昇によるものとしている。カロテノイド複合体を補給することで、皮膚のカロテノイドレベルと抗酸化能の両方を上昇させ、UVA・UVBによる酸化ストレスを減少させていると考えられた。

本研究に用いられた混合型カロテノイドのサプリメントにおいて、α-カロテンおよびβ-カロテンの原料として用いられたのが、マレーシア・ExcelVite(エクセルバイト)社のパーム油カロテン「EVTene」。EVTeneにはパーム椰子内のカロテン比率を維持しつつ、α-カロテンとβ-カロテンが含まれている。

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