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【スピルリナ】「栄養強化」「スーパーフードの王様」で市場定着

の王様として市場に定着したスピルリナ。今年は大阪・関西万博でスピルリナを培養する展示が行われ、国内での認知度アップにつながった。機能性表示食品はフィコシアニンを関与成分とする製品が上市されており、冬場の乾燥期以外でもニーズを獲得している。最終製品はサプリメント・健康食品のほか、一般加工食品では「栄養強化」を目的とするスムージーなどの商品開発も進んでいる。着色用途ではドリンクや菓子、ペットフード、飼料などに裾野が広がっており、スピルリナ青色素は猛暑による氷菓需要などを獲得している。

「スーパーフード」で市場定着

植物性タンパク質や糖質、脂肪酸、ビタミンをはじめ、日常生活で不足しがちなカルシウム、リン、マグネシウム、鉄など豊富な栄養素を含有するスピルリナ。近年ではスーパーフードブームを契機に知名度も格段に向上。“スピルリナ=スーパーフード”として市場に定着している。
 この1年の引き合い状況について、取材先からは、「スムージーなどの食品用途のほか、昨今では着色用途(緑色)での採用もみられる。ホウレンソウの緑より色が残ると評価された」「機能性表示食品素材
(フィコシアニンパウダー)が国内外で注目を集めている。海外市場ではサプリ形態での引き合いが好調に推移している」「ビフィズス菌や乳酸菌との組み合わせに相性が良いことから、特に腸内環境改善系で引き合いがある」などの声が。新たな取り組みでは、「サプライヤーの撤退を受け内モンゴル産の供給をスタートした」「スピルリナエキスとRB遺伝子及び老化細胞に働きかけるカカドゥプラムエキスを独自配合した飲料の開発を進めている」などの声が寄せられている。

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