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【青汁】市場規模1,000億円割り込む

健康食品の定番アイテムとして長年愛用されてきた青汁製品(グリーンスムージー含む)が、厳しい時代を迎えている。2025年通期の市場規模は、前年比1.5%減の約988億円。11年ぶりに1,000億円市場を下回った。物価高等の影響で、消費者の買い控えの煽りを受けた。じりじりと右肩下がりとなる厳しい市場環境の中にあって、機能性表示食品の青汁製品、オーガニック青汁製品など、堅調なアイテムも見られる。消費者が健康食品・サプリメントに“目的”を所望する時代の中、“野菜不足を補う”製品から、明確に摂取目的を表示する青汁製品へのステップアップが求められているようだ。

11年ぶりに市場1,000億円割る

 本紙編集部では1月中旬〜2月上旬に掛けて、青汁製品の原料サプライヤー、受託加工・製品OEM事業者、販売メーカーを対象に、訪問取材およびアンケート調査を実施。51社の回答をベースに、2025年通期の青汁製品の市場規模を算出した結果、前年比1.5%減の推計約988億円となった。本紙調査で青汁製品の市場規模が1,000億円を下回るのは2014年以来。紅麹問題を受けた2024年と比較して下落幅は大幅に改善されたものの、青汁製品の市場は、厳しい環境が続いていることがわかった。
 今回の調査で、2025年通期の青汁製品の業況について「良かった」と回答した企業は昨年調査より0.6ポイント増の19.6%。「悪かった」との回答は6.1ポイント増の21.6%となった。また、売上高・増減率の回答があった企業の内、2025年通期で増収を達成した企業は、昨年調査より6.1ポイント減の21.5%、減収企業は同0.5ポイント増の39.2%となった。今回も新製品の投入やキャンペーン強化などで販促費用を掛けた企業は業績を伸ばし、販促費用を削った企業は業績を落とすという、ここ数年の傾向が続いている。

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