機能性キノコ市場は、薬局やクリニックルートが主流だったが、SNSによるキノココーヒーが話題になり若年層も取り込みつつある。従来の販路を堅持しながら、通販や動物病院でも販売が伸びている。機能性研究では、睡眠、認知機能、フェムケア、メンケアなどが進展。エビデンスデータの蓄積を背景に、新たな販路開拓に繋がっている。生鮮食品の分野でも、美味しさと機能性を付与するキノコの上市が続き、キノコ市場全体は活況を呈している。数年前から始まった米国のファンクショナルキノコブームも継続中。サプリメントだけでなく、プロテインやお菓子など一般食品にまで利用が進んでいる。日本の霊芝やシイタケ、ヤマブシタケに加え新キノコ原料も注目されている。
キノココーヒーで新たな客層獲得
SNSなどで機能性キノコを配合したコーヒーが話題になっている。キノココーヒーは、冬虫夏草やヤマブシタケ、霊芝などを配合し天然甘味料で味付けした機能性ドリンク。『アダプトラテ』や『COFFEECLUB』などスタートアップはじめ、機能性キノコメーカーのTK製薬も開発を進めている。『アダプトラテ』は、発売から1年程度だが、アマゾンの売上ランキングでも上位に食い込み、同社の話では、短期間でキノココーヒーの売上が伸びているという。同じくキノココーヒーを販売するスタートアップ・CLUB CLUBでは販売開始1 年を待たずに売り切れとなった。同社製品は、ヤマブシタケなど13種類のキノコにエチオピア産コーヒーを配合し、機能性と味にこだわっている。イベントやSNSで発信したところ、若者から反響があり、さらに伊勢丹など大手販売店の取扱いにも繋がった。主にリラックスやエネルギー補給を目的に、20 ~ 30代の若年層の支持を受けている。一大市場とまではいかないが、この流れは今後も続くとみられる。
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