今月15日、都内で「第10回グルコサミン研究会学術集会」が開催された。当日は記録的な大雪となったものの、関係者約60人が集まった。
順天堂大学医学部生化学・生体防衛学の五十嵐庸氏は、グルコサミンとN-アセチルグルコサミンのSIRT遺伝子発現に及ぶす影響についての研究成果を報告した。
ヒト軟骨肉腫培養細胞株に対し、グルコサミンまたは、N-アセチルグルコサミンを添加し、24時間後に細胞を回収。その細胞よりtotal RNA を抽出し、RT-PCR法にてSIRT 1 遺伝子の発現量を検討した。その結果、グルコサミンおよびN-アセチルグルコサミン添加により、SIRT 1 遺伝子の発現量が有意に増加した。一方、SIRT 1タンパク質量を検討したところ、タンパク質量はグルコサミン添加により増加したが、N-アセチルグルコサミン添加ではほとんど変化がみられなかった。
城西大学薬学部機能性食品科学研究室・中谷祥恵氏は、グルコサミンとN-アセチルグルコサミンが骨芽細胞および破骨細胞の分化に与える影響ついて検討した。同氏ら研究班は、これまでに骨密度の増加作用があることを確認している。
今回、それぞれの作用メカニズムについて、グルコサミンは、骨形成と骨吸収の抑制による骨密度の増加、N-アセチルグルコサミンは、骨吸収の促進を介したクロストークの活性化にあると言及。そのうえで「骨密度増加作用メカニズムは、まったく異なることから、それぞれの作用メカニズムに考慮した利用が望まれる」と述べた。
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第10回グルコサミン研究会
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