米国栄養評議会(CRN)の調査によると、消費者の9 割は、マルチビタミン・ミネラルサプリが栄養補給に役立つと理解している一方で、8 割は食事代替として考えるべきでないと認識していることが分かった。調査結果は学術誌『NutritionJournal』に掲載された。
調査は2,159人の米国成人を対象に、オンライン形式で行ったもの。マルチビタミン・ミネラル(MVM)、カルシウム、ビタミンDなどのサプリの役割に対する消費者意識について調査した。その結果、消費者の88%は、カルシウムとビタミンDが、骨の健康をサポートすることを理解していることが分かった。また、87%は、MVMサプリについて、食事だけでは補いきれない栄養素を補うのに適していると回答。MVMは健康的な食生活の代わりに用いるべきではないとの回答は81%に上った。病気を治すためのものでないとの回答も75%を占めた。
一方、MVMが薬ではないということを理解している人は全体の67%で、10%の人は薬と認識している実態も浮き彫りになった。
行政・業界ニュース
9 割がビタミンサプリの機能を理解 米CRN調査
行政・業界ニュース
- 紅麹問題で本紙緊急アンケート 「影響あり」7割、紅麹以外にも余波
- 「機能性表示食品」あり方検討チーム立ち上げ 消費者庁、5月末までに取りまとめ
- 消費者庁、「食品衛生基準審査課」を設置
- 小林製薬の紅麹問題、影響拡大 機能性表示食品、健康被害情報の収集体制など全点検
- 米国ナチュラルプロダクツエキスポ 2,800社超出展、8万人が来場
- 厚労省「食事摂取基準」25年版で報告書案成人のビタミンC推奨量50mgに
- 農芸化学会、創立100周年記念大会 24日から都内で 一般講演1,493題、機能性素材の研究発表相次ぐ
- 活動開始25周年記念セレモニーに500人 JACDS
- 小林製薬 消費者庁、安全性検証の報告求める 紅麹関連製品を自主回収
- 小林製薬、紅麹関連製品で自主回収