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【特集】納豆由来・機能性素材<ナットウキナーゼ・ビタミンK2・納豆菌> -国内外で注目集まるナットウキナーゼ

女性、脳への新アプローチも

体感性、充実したエビデンスデータ、一般認知度の高さを誇る納豆由来の機能性素材(ナットウキナーゼ、ビタミンK2、納豆菌)。日本ナットウキナーゼ協会の一般消費者向けシンポジウムやテレビCMなどの普及啓発活動は「ナットウキナーゼ=血栓予防」の認知拡大に大きく貢献している。また従来の血流改善作用に加え、脳機能改善や女性サポートに関するエビデンスの構築も進み、機能性表示受理を目指した取組みも。骨質強化やロコモ訴求のビタミンK2や、整腸・抗メタボ訴求の納豆菌もエビデンスに裏付けされた機能性素材として活発な提案を進めている。

健康産業新聞165426a納豆

ナットウサプリ、定番化 ナットウキナーゼ認知度7割

納豆は、安価で栄養価が高い伝統的な発酵食品として、広く国民に親しまれてきた。納豆に含まれるナットウキナーゼ、ビタミンK2(メナキノン-7)、納豆菌など機能性成分の研究が進み、納豆サプリメントも数多く上市されている。

市場を牽引するのは、血流改善の機能性素材として定番化しているナットウキナーゼ。国内市場では小林製薬、オリヒロ、アサヒグループ食品、ヤクルトヘルスフーズなど大手メーカーの定番商品となっている。小林製薬は「さかなっとう®」シリーズを展開。ナットウキナーゼとDHA・EPAを配合し、同社のサプリシリーズでトップの売上高を維持している。

ナットウキナーゼの血栓溶解作用が1980年代に発見されて以降、血液の凝固・線溶系に対する影響や血液流動性改善に関するエビデンス研究が進んだ。血栓の主成分となるファブリン(タンパク質)の分解ユニット値「FU値」は、ナットウキナーゼの酵素の働きを表す単位で、国内市場のナットウキナーゼサプリの……

抗ロコモのビタミンK2 納豆菌×乳酸菌の組み合わせも

ビタミンK2は、骨粗しょう症の予防・治療剤としても使われており、カルシウムの骨への沈着を促す栄養素。また血液の凝固作用があり、栄養機能食品の成分としては「ビタミンKは正常な血液凝固能を維持する栄養素です」と表記される。

納豆菌は枯草菌に分類される非病原性の細菌。納豆菌が栄養学的、生理学的に優れた作用を持っていることは古くから知られており、免疫賦活作用など免疫学領域からの研究も盛んに……

ウェブでは一部を公開。記事は「健康産業新聞 1654号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら

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