抜群の保湿力で美容素材の代表格として知られるヒアルロン酸。化粧品用途では安定した需要に支えられ、安定した市場を形成している。食品用途でもサプリメントを中心に幅広い製品に配合されており、機能性表示食品では「肌の潤い維持」をテーマにした受理品が 100 品を突破。確かな作用と素材の品質が評価されている。近年では欧米や東南アジアでの需要も高まっており、国内サプライヤーへの聞き取りでは輸出も増加傾向にあるという。ヒアルロン酸はコラーゲンなど他の美容素材とも相性が良く、さらに関節痛対策としての有効性についても広く知られており、今後ますます需要の拡大が見込まれている。
抜群の認知度とプレミアム感 素材評価高く、市場拡大に期待
美容素材のなかでもトレンドに左右されずに安定した市場が形成されているヒアルロン酸。国内市場はもとより海外でも年々利用が拡大している。調査会社のMordor Intelligenceによると、ヒアルロン酸製品の市場規模は2025年に28億4,000万米ドルに達し、2030年には40億7,000万米ドルに到達すると予測。年平均成長率は7.46%で拡大していくといい、その要因は美容用途と治療用途の進展、動物由来でない発酵法を重視する生産技術の転換によって推進されると分析している。けん引の要因としては「スキンケアにおけるアンチエイジングソリューションの需要増加」「美容皮膚科・化粧品注射での使用拡大」「関節・肌の健康のための経口HAサプリメントの人気」「先進ドラッグデリバリーシステムでの採用」などを挙げている。化粧品と医療用途を戦略的に連携させる傾向が強まっていくとも指摘しており、ヒアルロン酸が持つ皮膚への浸透能の高さは、大きく評価されている。
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