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沖縄特集別冊、沖縄健食は転換期へ

産学官連携で、V字回復へ
GMP認証取得、素材のデータベース化進む
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 沖縄ブームの陰り、景気後退による観光客の落ち込みに加え、表示規制をはじめとした官製不況の波が沖縄にも大きな影響を及ぼした。

 こうしたなか、県では重点産業である健康食品市場の再生を図るべく、さまざまな支援策を打ち出している。


 200億円、195億円、145億円、136億円――。沖縄健康食品市場は、平成16年の200億円を境に下降の一途を辿る。
 県健康産業協議会が会員企業を対象に実施した調査によると、平成20年・県内健康食品出荷額は推計98億円590万円で、ピーク時の半分を割る厳しい結果となった。
 今年から「GMP認証取得支援事業」を開始。すでに県内事業者10社を対象に、健康食品GMP認証取得に向けた定期勉強会や個別コンサルティングを実施している。
 競争力ある商品開発につなげるとともに、県外への産業流出を防ぐ狙いだ。また、安全性第三者認証をにらみ、県産素材の安全性データベース集約も平行して進める。
 販路開拓では、今年3月に開催されたビジネストレードショー「健康博覧会2010」に共同出展。今後は県内事業者の統一ネットショップ構築を目指す。

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