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新原料、ソリザヤノキ抽出物「Sabroxy」販売本格化

㈱サビンサジャパンコーポレーション(東京都豊島区)は、新原料となるソリザヤノキ抽出物『Sabroxy(サブロキシー)』の販売をスタートする。10月6日より開幕する食品開発展で披露する。

『Sabroxy( サブロキシー)』は、先ごろ食薬区分改定で非薬品リストの候補に入った注目素材「ソリザヤノキ」の抽出物。有効成分となるオロキシリンAを10%以上で規格化している。

ソリザヤノキは、ノウゼンカズラ科の顕花植物で、インドが原産。木胡蝶やインディアントランペットツリーとも呼ばれ、高い抗酸化能を有しているという。

同社では2019年より同原料の展開を視野に準備を進めていたが、新型コロナウイルスの影響により販売時期を先送りにしていた。原料の供給体制が整ったことから、来月より本格的に販売を開始する。

機能性研究では、ラット試験で脳内のモノアミンオキシダーゼの活性を増強することを確認済み。これにより、精神不安などを改善する作用が期待できるという。

また、神経栄養因子のBDNFの増加を促進させる作用も突き止めており、BDNFの増加は神経細胞の発生や成長、維持が期待でき、特に長期記憶への有効性が期待されている。

同社では、これらの研究背景から脳機能サポート素材として展開していく構えで、来月の食品開発展では同じく脳機能サポートが期待できる『バコピン®』(バコパモニエラ抽出物)、『センテリン』(ツボクサ抽出物)と併せてアピールする。

このほか展示会では、今年上市したブラッククミンシード抽出物『Nigellin®(ナイジェリン®)』も紹介する。有効成分のチモキノンを5%以上で規格化しており、抗コレステロール、抗糖尿、肝臓保護、脳機能保護作用など幅広い機能性が報告されている。なかでも抗尿路結石作用に有効として、差別化が図れる素材として提案を進めている。

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