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相乗効果で両社の発展目指す ビーエイチエヌは「3ST」承継

ビーエイチエヌ㈱(東京都千代田区)は9月28日、岩瀬コスファ㈱(東京都千代田区)に株式および経営権を譲渡した。両社は今後、お互いの資源を使って、機能性食品分野で研究開発力・製造機能・販売力の相乗効果を見込み、事業のさらなる発展を図る。岩瀬コスファで取締役として経営企画等に携わり、今回ビーエイチエヌ代表取締役に就任した恩田明広氏、ビーエイチエヌ創業者で岩瀬コスファ特別顧問に就いた石原健夫氏に話を聞いた。

―― 株式譲渡の経緯について

恩田 90周年を迎えた岩瀬コスファは、「美と健康」を通じて人々の幸せに貢献することを理念としている。事業の9割以上が化粧品原料で、化粧品原料市場では確たるマーケットシェアを持っている。10年程前から健康食品原料の取り扱いを開始した。

研究開発機能を有し、製剤開発も行っている。またグループ会社には大日本化成と化粧品OEM受託の東洋ビューティがある。今後、健康食品分野に注力するにあたり、選択肢の一つとして研究開発力や品質担保力を有し、さらに当社の理念に合致する会社との提携も検討していた。単に売上を上げるためのM&Aではない。

いろいろと話をさせていただいて、社風や事業の取り組み方が似ていることもあり、相乗効果が期待できると判断した。単なる業務提携ではなく、仕入先、顧客、社員、すべてのステークホルダーに責任をもってコミットするという意味で、株式を含めた経営権の譲渡という契約になった。

岩瀬コスファがビーエイチエヌを買収したとかそういう形ではなく、ビーエイチエヌが掲げる3ST(安全・安定・安心・信頼)をしっかりと承継していく。

石原 コロナ禍において、業界は上向きにきていた。ウィズコロナの中で、消費者が健康の重要性を再認識し、市場が伸びていくことが見えてきた。我々の特長である原料開発からOEMにつなげていく中で、SRを中心に臨床試験などそういう力を伸ばしていきたいと考えていたが、そうなると原料開発のスピード感が求められる。

費用も掛かる。1年程前から、我々の考えを理解して一緒に事業を展開してもらえる会社を探していた。社員の安定した生活の保障が大前提。その上で、ビーエイチエヌの事業を承継し発展させることが今回の目的だ。

恩田 ビーエイチエヌの体制や取り組みは基本的に変わらないので、ご安心いただければ。プラスはあっても、取引先各位がマイナスになることはないようにしたいと考えている。岩瀬コスファが買ってビーエイチエヌが化粧品の会社になるわけではない。

―― どのような相乗効果が見込めるか

恩田 岩瀬コスファの仕入先・販売先に対して、健康食品分野での提案力が上がっていく。ビーエイチエヌとしても、岩瀬コスファのネットワークがプラスになると思う。

石原 お互いの間口が広がり、お互いの価値を使いあえる。

恩田 口座に関しては取引先各位のオプションであり、従来通りビーエイチエヌから買ってもいいし、岩瀬コスファから買ってもいい。今回のディールによって取引先各位が不利益になることはない。

―― 海外展開は

恩田 岩瀬コスファは中国、東南アジア、フランス、アメリカ、韓国などに現地法人がある。一方…

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