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フェムケアやスポーツ製品が市場牽引(特集:ローヤルゼリー)

健康食品創成期から親しまれてきたローヤルゼリー。最盛期の500億円市場には届かないものの、2020年の200億円台から21~22年は2年連続で300億円台をキープ。復調の兆しが見えてきた。今回の取材で、原料および最終製品のメーカーからは、「昨対比は横ばい」「10%程度アップした」「輸出が好調」などの声が多く聞かれた。定番のエナジーやスポーツニュートリション分野に加え、女性の健康にフォーカスしたフェムケアの用途開発にも期待が掛かる。

RJ市場規模、300億円台を
キープ

 ローヤルゼリー(R J )は女王蜂のため、働き蜂が花粉と花蜜を食べた時の下咽頭腺から分泌される機能性素材。乳白色のクリーム状でぴりっとした酸味を有する栄養成分としては、必須アミノ酸、ビタミン類(B1、B2、B6葉酸など)、ミネラル、コリン、γ-アミノ酪酸等を豊富に含む。R Jを食べ続ける女王蜂の寿命は、働きバチの約50倍と言われており、古くから不老長寿の妙薬として重宝されてきた。日本では、1950年代から健康食品原料として利用されてきた歴史を持つ。現在でも美容サプリやエナジー系ドリンク、ゼリーなどに幅広く使用されており、健康食品の定番素材として抜群の知名度とブランドを築き上げている。
R J の市場規模は、2010年の500億円市場をピークに少しずつ下降し、2020年には280億円台まで縮小した。しかし、ここ数年で機能性研究が活発化、さらにコロナ禍で免疫賦活機能が注目されるなど、市場は回復傾向に転じている。・・・

続きは、本紙3月15日発行号(1760号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

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