特集

第3・第4の「免疫」機能性表示に期待(特集:免疫サポート)

「免疫」での機能性表示食品の誕生により意識が高まり、日頃の「免疫ケア」
がより身近になりつつある。2020年8月にキリングループの「iMUSE(イミューズ)」シリーズが初めて「免疫」表示で届出受理し、第2の届出受理が期待されていたが、アサヒグループ食品が2022年12月に『ディアナチュラゴールド L-92乳酸菌&食物繊維』(機能性関与成分:L-92乳酸菌、グアーガム分解物)で届出受理された。免疫商材は、これまではがん患者をはじめ、病者を対象に販売する例も多かったが、免疫を高めることが健康維持に役立つという認識が広がったことで、市場はいっそうの成長が期待される。日々の中でサプリや健康食品が摂取され、乳酸菌、ビタミン、キノコ類、プロポリスはじめ、様々な免疫素材の活用が進むことが期待される。

 

2例目となる「免疫」での

機能性表示食品が実現

 免疫サポートの機能性を謳う機能性表示食品は、2020年8月にキリングループの『イミューズ』が初めて「免疫機能の維持に役立つ」表示で届出受理された。関与成分のプラズマ乳酸菌が、樹状細胞の1種であるpDCを励起し、免疫を担うNK細胞、T細胞、B細胞といった複数の免疫細胞を活性化することを科学的根拠に機能性表示食品として、受理された。以降、キリングループはグループ企業内外へ素材提供を積極的に進め、4月現在で12社44商品に広がっている。
『イミューズ』が受理された2020年8月以降、サプリ業界では第2、第3の免疫表示が続々と登場することが期待されていたが、1年以上にわたって、受理のない状態が続いた。
業界からは届出が受理される科学的根拠の条件を確認したい、とする要望が高まっていた。業界団体の日本抗加齢協会は、免疫表示の届出を推進するため、有識者や消費者庁担当者を招いた検討会を行い、2021年10月に「免疫関係の機能性表示の科学的根拠に関する考え方」を発表。費用が高額となる「樹状細胞の活性化」の試験以外にも、食細胞活性、NK細胞活性ほか、有用な免疫指標を複数例示していた。・・・

続きは、本紙4月19日発行号(1762号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

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