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【四国企業ガイド】認証制度ヘルシー・フォーでブランド高める

国土の約5%の面積にも関わらず、ミカンやナス、ショウガ、カツオなど全国トップレベルの生産量や収穫量を持つ農海産物が豊富な四国地方。生鮮食品だけではなく、地元食材を使った機能性食品の開発も活発に行われている。産学連携による機能性研究に加え、四国独自の民間認証制度「ヘルシー・フォー」の利用も拡大。希少糖やイワシ由来機能性素材などを活用した四国発・全国区の製品も出始めている。独自の認証制度を手掛ける沖縄県や北海道、新潟とも連携を取りながら、四国発の健康食材、機能性素材の魅力を国内外に伝えている。

柑橘類生産量日本一の 愛媛県

四国地方は、温暖な気候と豊富な水・森林資源に恵まれ、様々な農産物を生産している。太平洋と瀬戸内海に囲まれた地形から日本有数の魚介類が水揚げされる。日本の国土の5%程度の面積でありながら、柑橘類やオリーブ、ナス、ショウガなど生産量全国一の生鮮食品が豊富だ。瀬戸内海と道後水道に面する愛媛県は、柑橘類の生産量が長年全国1位を維持している。柑橘類の機能性研究も盛んで、愛媛大学では、地場企業と共同で「ノビレチン」「β-クリプトキサンチン」などの研究を行っている。遠赤青汁や愛媛飲料は、「β-クリプトキサンチン」を機能性関与成分とした機能性表示食品を全国展開している。また、魚介類の産卵や養殖に最適な藻場、干潟に恵まれていることから、イワシ、マダイなどの魚介類の収穫量も全国トップクラス。八幡浜漁港近くに本社工場を構える仙味エキスは、イワシから抽出される「バリルチロシン」の血圧抑制作用に対する研究を蓄積。「バリルチロシン」を配合したトクホや機能性表示食品を販売している。原料は、国内のみならず、韓国・東南アジア、米国への輸出量も拡大している。。。

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