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【抗疲労・抗メタボ】機能性表示食品、関連受理数4,000品超 生活習慣病対策なるか

中性脂肪低下や内臓脂肪低下など、抗メタボ領域の機能性表示食品の届出が活況だ。総受理数7,000品を超えた機能性表示食品。そのなかで抗メタボ関連商品は半数以上を占める4,000品超になり、存在感を示している。受理品増加の背景には、一向に減らないメタボ人口の多さが挙げられる。厚生労働省が発表した国民の健康づくり計画「健康日本21」では、メタボリックシンドローム該当者・予備軍は1,516万人と、2008年度のベースラインからの相対的変化が+8.3%と歯止めが効かない状態に。また、新型コロナの影響により運動不足や食生活の乱れによる肥満や生活習慣病リスクも増加しており、コロナ禍で約35%が体重増加と回答するなど、肥満化も進んでいる。こうした背景から、ダイエットや肥満対策サプリへの関心は依然よりも高まっている。

メタボ対策の機能性表示、4000品突破

受理総数7.000品を超えた機能性表示食品。その内、糖や脂肪、コレステロール対策など、メタボ対策関連商品は4,000品を突破した(11月29日時点)。
コロナ以降、肥満対策として機能性表示食品の利用は拡大傾向にあり、引き続き市場は活況だ。機能性表示食品として受理しいている商品の表示テーマ別では、最多が「中性脂肪」で965品(前年同時期比16%増)。次いで血糖値が964品(同33%増)と1位の中性脂肪に迫る勢い。以降、「BMI」866品(同37%増)、「内臓脂肪」842品(同42%増)、「血圧」720品(同23%増)、「体脂肪」371品(28%増)、「体重」367品(同31%増)、「ウエスト周囲径」356品(同54%増)、「体脂肪」333品(同34%増)、「腹部の脂肪」231品(同59%増)、「コレステロール」203品(35%増)、「尿酸値107」(同34%)となっている(Wクレーム・トリプルクレームは重複・下グラフ参照)。 伸び率でみるとトップは前年比59%増の「腹部の脂肪」、次いで54%増の「ウエスト周囲径」、「内臓脂肪」同42%と続いている。いずれのカテゴリーも軒並み大幅な増加となっており、企業の届出意欲が高いことが窺える。

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