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農薬ポジティブリスト、健食も規制対象に

11月下旬に告示、来年5月施行後は販売禁止措置も
厚生労働省は先月27日、農薬・動物用医薬品部会を開き、食品に残留する農薬等に関するポジティブリスト制度の導入に対して寄せられた意見募集への最終回答案と、スパイス、ハーブなど香辛料の取扱案に対する審議を行い、提出された案件はすべて了承された。これで同部会での審議は終了し、11月下旬に関係法令の公布・告示を行い、来年5月末までに施行される運びとなった。同制度は残留農薬等の摂取量を減らすのが狙い。世界中で使用されている約700種類の農薬等に対して、残留基準が設定されていない食品について、暫定基準と一律基準を設定。規制対象は健康食品を含めた食品全体に及ぶ。施行後は、残留基準の定められていない農薬が一定量を超えて検出された場合、行政命令で販売禁止措置がとられることになる。

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