日本通信販売協会(JADMA)は、2014年度の通販市場が推計で前年度比4.9%増の6 兆1,500億円になったと発表した。前年度から2900億円上乗せし、市場規模は6 兆円を突破し過去最高になった。アマゾン
や楽天などが牽引し、新規参入も含めてネット通販が飛躍した。
調査は今年6 月から8 月にかけて実施したもので、調査時点のJADMA会員481社と、推計可能な非会員の有力165社の売上高をもとに算出した。その結果、14年度の通販市場規模は6兆1,500億円となり、伸び率は前年度の8.3%から4.9%に鈍化したものの、16年連続で成長し、6兆円市場に到達した。このうちJADMA会員の売上高は3 兆5,300億円で、前年度比2.3%だった。
健康食品については、JADMAが毎月発表している約140社を対象とした売上高調査で、14年度は消費増税の影響による苦戦から前年度比9 %減と落ち込んでいた。今回調査した非会員を含む健康食品の売上額の詳細については、10月下旬から11月上旬頃に発表される予定。
JADMAによると、通販市場全体が前年度を上回る結果になった要因として、①アマゾンや楽天、スタートトゥディなどプラットフォーム系企業が牽引役になっていること、②家電屋や衣料品など店舗系企業のネット通販の伸長、③中小企業のネット通販の参入・成長による裾野の拡大などを挙げている。
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通販市場6 兆円突破、アマゾンなど牽引
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