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食品安全に特化したISO22000に注目【特集/国際規格『ISO』】

ここ数年、安全性に関わるトラブルが続出した食品業界では、厳格な品質管理体制を構築する動きが加速している。その手法のひとつとして人気が高いのが、国際規格であるISOの認証取得だ。国内では、主に企業の環境への配慮を審査するISO14000シリーズと、品質管理全般を審査するISO9000シリーズなどが業態を問わない国際規格として幅広い産業に認知されるが、さらに今年9月、食品業界に特化した国際規格ISO22000が登場。HACCPをマネジメントシステム化した国際規格でGMPのソフト面とも共通するとして注目を集めている。ISOの認証取得は、厳しい経営体制のもとで国際基準をクリアしている点を対外的にアピールできる。このため、国内の健康食品含む食品業界では、「ISOの認証を取得すれば、国際貿易を優位に展開できる」、「他社との差別化になる」などと期待する声も多い。特に『ISO22000』発行を契機に、ISOに対する関心が一段と高まってきている。

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