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【特集】 スポーツニュートリション 東京五輪に向け急速に拡大する市場


美容・アクティブシニア需要も取り込み成長へ

 我が国のスポーツ人口は増加傾向にある。アスリートだけでなく、中間層やライト層のスポーツ愛好家が増え、スポーツニュートリション市場のすそ野は拡大を続ける。2020年に開催される東京五輪を控え国民のスポーツ熱は高まりフィットネスクラブでも会員数が伸長。なかでも60代以上の会員の増加が目立ち、国民が「健康増進」「美容・ダイエット」に加え「ロコモ・サルコペニア対策(健康長寿の実現)」などを目的としてスポーツにいそしんでいる実態がうかがえる。


 スポーツ栄養に対する関心も高まっていることから、サプリメントや飲料を手掛ける主要メーカー各社ではこの分野の販促を強化。製品を拡充することで高まる期待に応える。市場拡大に向けて動き始めるスポーツニュートリション分野の動向を追った。

フィットネス市場
押し上げる元気な高齢者

 日本国内のフィットネスクラブは増える傾向にあり、こうしたスポーツ施設に対する支出がもっとも多いのは60歳代であることがわかっている。アクティブシニアによる社会参加は増加しているが、高齢者の体力は過去15年間で 5 ~10歳程度若返っているというデータも複数の機関が発表している。日本生産本部が昨年 8 月に発表した「レジャー白書2016」によるとフィットネスクラブの市場規模は4,390億円(前年比1.6%増)で過去最高に。会員数も過去最多を記録した。業績が好調なクラブは有料レッスンやサプリメントなどで収入を増やし、客単価を上げている。なかでもプライベートブランドのプロテイン販売などが成果をあげており、フィットネスクラブの売り上げの押し上げに貢献しているようだ。
 白書について日本生産性本部では「超高齢社会にともなう、国民の健康志向の高まり、東京五輪の開催にともなうスポーツへの関心の高まりが主な理由にあげられる」と分析している。国民のスポーツ志向の高まりは、食文化や外食産業にも大きく影響している。東京・六本木のトータル・ワークアウトカフェ(現トー・・・
(詳しくは11/16発行・第1608号で)




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