(株)サンクト(東京都江東区)は2026年2月1日付で、Plumino Biotechnology Singapore Pte. Ltd.との間で、日本国内における食品用途向けアミノ酸製品の販売代理店契約を締結した。対象製品には2024年に実施された旧協和発酵バイオのアミノ酸事業買収において承継された製品も含まれる。
Pluminoは2025年4月に設立されたシンガポール法人で、買収により取得したアミノ酸製造の技術基盤と産業発酵の知見を核に、医薬・食品分野向けアミノ酸事業を展開している。ヒトミルクオリゴ糖(HMO)を活用した発酵技術も同社の強みとして位置づけられており、事業領域の広がりが注目される。
今回の契約でサンクトが担うのは、食品メーカー・原料商社・各種加工業者に対する用途提案・供給調整・品質関連情報の連携を含む一貫した販売活動だ。同社はアミノ酸をはじめとする原料領域で国内の顧客対応力と物流対応力を蓄積しており、Plumino製品の日本市場への本格展開を下支えする体制が整えられる。
現時点の契約対象は食品用アミノ酸事業に限定されているが、両社は今後の対象領域の拡張についても継続して協議していく方針で、より高度な用途や素材への展開も視野に入る。
長年にわたり国内アミノ酸市場で高い信頼を築いてきた旧協和発酵バイオ。その事業資産を引き継いだ製品が、サンクトの代理店網を通じて国内流通に本格参入することは、原料市場における供給源多様化の面でも注目すべき動きといえる。食品・健康産業の原料バイヤーにとって、今後の展開が見逃せない。













