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丸善製薬、退色・変色防止剤「サンカノンFRL」の利用に関するオンラインセミナー開催

丸善製薬は、米糠由来成分を用いた緑色保持・褐変防止の食品添加物製剤「サンカノン®FRL®」について、利用方法などを提案するオンラインセミナーを開催した(サンカノンおよびFRLは丸善製薬の登録商標)。「視覚の「美味しさ」守ります!退色・変色防止剤サンカノンFRLのご提案」と題したセミナーは3月16日に第1回が行われたが、好評であったため第2回として23日にも開催された。

サンカノンFRLは米ぬか由来のフェルラ酸を主成分にビタミンCを配合した食品添加物の酸化防止剤製剤。強い抗酸化作用を有し、緑色野菜、リンゴ・バナナなどの果実、甲殻類の変色や退色を防止する。照明の光が当たる時間が増えることで緑色食材中のクロロフィルが分解されて変色・退色に繋がってしまう。変色や退色を防ぐことができれば食品ロス削減にも繋げられる。

■使用例
緑色保持のケースでは、チンジャオロースー(ピーマン)、冷凍ニラ、インゲン、枝豆、オクラ、抹茶での利用方法を紹介。0.2~2%溶液への浸漬で効果を発揮するが、サンカノンFRLは粉末製剤であるため、食塩や調味料などとブレンドして利用することもできる。

褐変防止では、果実の中でも特に褐変が気になるリンゴや桃、バナナでの例を紹介。バナナオレを作る際は、バナナや牛乳と一緒にミキサーにかけるだけ。作ってすぐの時点でみてもサンカノンFRL添加品と無添加品では色に違いが出ていた(無添加品はすぐに褐変が始まった)

味やにおいが少ない製剤であるため、食品の風味には影響せず、使いやすい。むしろ、風味の劣化防止も期待できるので、日持ちを向上させ、食品ロス削減やコストダウンにも繋げられる。また、ビタミンC単体での利用と比べて、サンカノンFRLはフェルラ酸とビタミンCを組み合わせているので、効果と持続力アップが期待できる。

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