食品素材の記事

米国への輸出加工食品に使用可能なクチナシ青色素

三栄源エフ・エフ・アイは、米国で流通する加工食品に使用可能なクチナシ青色素製品「サンエイ ブルー®」 シリーズを上市する。クチナシ青色素は、同社を中心としたクチナシ青色素申請懇話会を通じて米国食品医薬品局(米国FDA)に認可申請を行い、米国FDAは7月15日付官報でgardenia(genipin)blueとして証明書免除色素添加物(※)リストに追加(発効は8月29日)することを発表していた。

「サンエイ ブルー®」シリーズは、gardenia(genipin)blueの規格等に適合した粉末品2タイプを用意する。いずれの製品とも鮮やかな青色を呈し、高い耐熱性と耐光性を有しており、米国に輸出される加工食品や、米国内で製造・販売される加工食品(スポーツドリンク、フレーバーウォーター〔炭酸飲料を除く清涼飲料〕、果汁飲料、茶飲料、ハードキャンディ、ソフトキャンディ)に使用できる。また、ウコン色素などの黄色色素と配合することで緑色に、紫イモ色素など赤色色素と配合することで紫色に着色でき、幅広い色調を表現できる。

※証明書免除色素添加物…米国において認可されている着色料に関しては、使用に際しての安全性証明が必要なものと免除されるものに大別される。既存添加物が認可される場合、後者に分類される可能性が高いとされる。日本産加工食品の輸出促進を目的とした農林水産省の輸出環境整備推進事業の一環として、今回のクチナシ青色素をはじめ、既存添加物の海外認可申請支援が進められている。

san-eiblueロゴ

イギリスでAIを使った食品ロス削減が期待される

サンクト、神田に“処方とコストを即決”するOEM拠点「SANCT. LAB」開設へ 7月22日始動でOEMビジネスの常識を刷新

関連記事

  1. 腸内環境 プレバイオティクス+有胞子性乳酸菌で酪酸の顕著な増加を確認―天藤…
  2. MORESCO アラキドン酸含量を10%で規格した粉末パウダー発売
  3. オリザ油化、ドライマウスの症状や口臭を改善する「花椒オイル」の提…
  4. ニューノーマル時代へ粉末MCTを拡販
  5. 調理できる粉末魚油でDHAをもっと身近に、青葉化成「JENO-3…
  6. DSM、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」のビタミンプレミ…
  7. 鶏プラズマローゲンの認知機能改善で新知見―丸大食品
  8. 黒ウコン抽出物「SIRTMAX®」が「体脂肪の減少」で韓国MFD…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

海外ツアー情報

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、セミナーなどツアーならではの企画もございます。

ナチュラルプロダクトエキスポ2025

2026年3月1日(日)~7日(土)

ナチュラルプロダクトエキスポ

アメリカ市場視察 ツアー

PAGE TOP