執筆者
フォンテラジャパン㈱営業本部 技術開発・品質保証部 深江 拓朗、三浦 真衣、浅岡 卓也
はじめに
ミルクは、あらゆる年代や性別の人々に価値ある栄養を提供する天然のスーパーフードのような存在である。子供の発達、成人の健康維持、高齢期の身体機能の維持まで、生涯を通じて重要な役割を果たす。
本誌2月号、5月号では、最近の研究成果に基づいて、様々な観点から乳製品を摂取するメリットを紹介した。健康効果を得るために必要なたんぱく摂取量目標値は年齢や、求める健康価値によって異なる。消費者自身が自分に必要なたんぱく質量を理解し、生活の中で必要量を達成し続ける工夫が必要である。
第3弾では、日々の生活で栄養を継続的に取り入れるための形態に着目する。日本では、近年のライフスタイルの多様化に伴い、食事のスタイルも変化している。 特に都市部や若い世代では、忙しい生活を送る人々を中心に、栄養補給のために補助的な食品を取り入れるスタイルが一般的になってきている。
1.日本人のたんぱくへの意識
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