紀州技研工業は10月開催のジャパンパックにて、見やすさと多彩な印字機能、さらにリーズナブルを追求した印字検査装置「CHECKER PK110⁺」を発表した。
CHECKER PK110⁺は、インクジェットプリンタメーカーならではの視点を数多く盛り込んだ検査装置で、プリンタとの高い親和性に加え、設定操作の手間が省くことで入力ミスなどのヒューマンエラー軽減を追求している。
同機は、“多層構造で画面操作がわかりにくい”というユーザーの声に応え、8インチモニターで検査設定が一画面表示されるほか、装置の設定状態も一目でわかる仕様。簡易設定画面もシンプルさにこだわり、数値入力ではなくバウンディングボックスを用いた実物計測によって検査設定作りができる。難しい画像処理用語も限りなく削減し、直観的で素早い操作を可能にした。制御盤への組み込むなど別途DC電源を用意する必要がないほか、単体でのテーブル置き、底や側面に保持用インターフェースを設けることでカメラスタンドやコンベヤフレームへの取り付けなど、様々な設置手段に対応可能な省設置スペースな点も特長だ。移設が多い場合でも容易に対応できる。
画像の保存枚数はクラス最高峰の1,800万枚で、別途生成される履歴ファイルと併用することで、ユーザーのトレーサビリティ向上に貢献する。また、1 回の検査開始信号で2 箇所を撮影しそれぞれの画に対して検査が可能な「1トリガー2シャッター機能」により、離れた2 箇所の検査はもちろん、大型照明や高解像度カメラ、レンズを採用しなくても、標準的な光学系で横長な対象を検査することができる。













