技術・機器の記事

1時間に12サンプル抽出を実現する自動高圧溶媒抽出装置

CEM Japanは1時間あたり12サンプルの抽出処理が可能な自動高圧溶媒抽出装置「EDGE」を発売した。

EDGEが高速抽出を実現する上で要となるのが、超薄型アルミニウム製のサンプルホルダー“Q-Cup”だ。Q-Cupに使用されているパーツは3点のみながらも、ユニークなオープンセルコンセプトで溶媒の分散効果を高め急速な抽出と洗浄を可能にしている。サンプルの設置も数秒で行えるため、15グラムまでのサンプルであればおよそ5分(濾過、冷却を含む)で抽出することができる。この処理能力はQuEChERS法の6倍、ソックスレー抽出器の72倍に相当する。

操作はホーム画面のOne Toughアイコンからプリインストールのメソッドを選ぶだけ。あとはQ-Cupがチェンバーに自動的にセットされ、溶媒添加とチャンバー加熱により高効率に抽出物を捕集する。分散固相抽出、保持液抽出、高圧流体抽出、液体/液体抽出を簡易迅速に行うことができる。フルーツ、野菜、食肉、牛肉、栄養補助食品などの残留農薬分析に最適。

【2017年11月号・特集】フードメタボロミクスの進展

厚生労働省―15年ぶりの食品衛生法改正に対する提言をとりまとめ

関連記事

  1. 運転管理をアシストするユニットタイプ純水製造装置
  2. 電解水セミナー HACCP制度化とJIS規格制定で普及拡大に弾み…
  3. デジタル・トラスフォーメーション(DX)をお考えの方は是非ご覧く…
  4. 手洗い用タッチレスタイマーに新色をラインアップ
  5. データ解析機能付きATPふき取り検査キット発売
  6. ランクセス、飲料用殺菌料「ベルコリン」を日本市場に展開
  7. 機能性素材の研究・開発を迅速にサポート
  8. 付着抑制・流動化促進装置「SONIFLO(ソニフロー)」 AI×超音波で収率アップ~食品などの粉体ハンドリングの課題を解決…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

海外展示会のツアー開催

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、ツアーならではのセミナーなどの企画もございます。
資料請求は【こちら】

■2025年予定
・12月1日(月)~8日(月)
Fi Europe/ルサッフル社訪問/欧州市場調査(パリ、ブリュッセル、ロンドン)

■2026年予定
・3月3~6日 米国
Natural Products Expo West

食品開発展2026

PAGE TOP