林兼産業ではアルツハイマー型認知症の原因と考えられているアミロイドβの働きを抑制し、認知症予防効果が期待されるボケ果実抽出物の販売を開始する。
同社では、認知症予防素材の探索を目的として、アミロイドβ凝集阻害活性や神経伝達物質分解酵素阻害活性などの複数の作用機序をもつ素材のスクリーニングを行い、ボケ(木瓜)を見出したという。ボケは国内に広く分布する身近な植物であり、その果実部分は果実酒、砂糖煮などとして昔から食されてきた。ボケの実は「長寿の果実」としても知られ、様々な効能を有する。
同社ではインビトロ試験、認知症モデルマウス試験においてボケ果実抽出物の認知症予防効果が示唆されたことから、機能性表示に向けて認知機能改善効果に関する臨床試験の準備をしている。今年の食品開発展でボケ果実抽出物を初披露する予定で、10月15日にはボケ果実抽出物のプレゼンテーションセミナーも行う。













