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WGI、MiSo Biosciences原料の国内取扱い開始を発表——成分規制下での供給力と品質証跡を前面に

(株)Wellness Green Innovations(東京都渋谷区、以下、WGI)は9月9日、中国・湖南省のHunan MiSo Biosciences Co., Ltd.(以下、MiSo)と契約を締結し、同社のカンナビノイド原料の国内取扱いを開始したと公表した。発表によれば、今回の合意により、MiSoが製造するCBD、CBNアイソレートをはじめ、CBD、CBNディストレートなど、用途別に幅広い成分、形状の原料選択が可能になる。日本市場がTHC残留量に基づく「成分規制」へ移行するなか、WGIは“低THC保証”と安定供給、トレーサビリティ確保、そしてコンプライアンスを重視した供給体制を強化する狙いだ。

MiSoはcGMPを取得した自社抽出工場(年産約45トン)と雲南省の100%オーガニック大規模栽培基盤(約2000万㎡)を背景に、OEM/ホワイトラベル対応などBtoB機能を保持する。種子開発では中国国家級のヘンプ研究機関との連携を掲げ、主要SKUの安定供給を訴求。第三者検査機関による検査では既にTHC1ppmNDの日本向け原料の開発を終えており、WGIはこうした開発力と供給力、品質管理体制を国内の品質要求に適合させ、多様な製品カテゴリーに向けた原料提案を進める。

また、特筆すべき点は、今回、MiSoとの契約において最も優先、重要視されたのは、同社がここ数年間に渡る欧米に向けた中国産CBD原料の販売実績が豊富であること、海外の公的機関での勤務経験を有す代表者をはじめ、スタッフは国際取引の経験が豊かであることが挙げられ、各国のコンプライアンスを遵守し、コーポレートガバナンスが確立されていることが決め手となった。

WGIは今後、MiSo産のCBD、CBN原料の輸入に向け、本格的な製品設計を進める方針。MiSo産の原料の採用により、WGIは「原料の選択肢拡大」「安定供給」「品質証跡の明確化」を柱に、成分規制下における国内ブランド/OEMの製品開発スピードを後押しする。

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