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クエン酸相場暴騰、国内価格改定へ

昨年後半から値上がり基調となっていた中国クエン酸相場が、年明けから暴騰している。

現地の原料トウモロコシ相場や海上輸送費の高騰、中国元の対ドルに対する為替レート上昇などが大きく影響しており、採算是正を急ぐ中国クエン酸メーカーの新物打ち出し価格は平穏時から30~50%以上上昇。これまで相場の変動に備えてきた国内サプライヤー各社とも現行価格で吸収することが困難とみられ、国内クエン酸価格の値上げが避けられない情勢となっている。

中国クエン酸は、現地メーカーサイドで昨年11月頃から数十ドル程度の値上げを打ち出す様子見の展開となっていたが、昨年末から年始にかけて、大幅な値上げを通達する動きが表面化。中国の新興クエン酸メーカーの存在もあって、それまでクエン酸相場が膠着してきた経緯もあり、原材料費や輸送コストの上昇、為替による負担増が中国各社に重くのしかかってきたとみられる。

年明けの中国大連市場のトウモロコシ相場は、19年末に比べ、トン当たり900元以上の上昇となっており、21年5月の引渡し価格も現在と同レベルで推移する見通し。新型コロナの影響で船便の需給もタイトとなっており、クエン酸相場が下がる要素も少ないとみられる。

こうした動きに対し、国内クエン酸市場ではキロ50円レベルでの値上げを打ち出す声もあがっており、春先を前に値上げが波及していく見込み。他国品との価格差が縮まることも予想され、今後の動向が注目される。中国クエン酸の国内輸入量は輸入量全体の9割を占めており、20年1-11月累計で46,199トン、クエン酸塩類12,611トンと19年同期比でほぼ同じ量が入津している。

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