食品素材の記事

深く柔らかい味を付与できる次世代発酵調味料を上市

うま味調味料メーカーの韓国・大象(デサン)は、世界的にニーズの高まるナチュラル、ビーガン、減塩、低糖質のトレンドに合わせ、うま味だけでなく複雑な香味プロファイルを有する高GA型の発酵調味素材「NAMINO Umami」を開発し、4月から全世界に向けて販売を開始した。

「NAMINO Umami」は発酵を通じて生成された多様な調味成分(アミノ酸、有機酸、無機塩類など)をバランスよく含み、ソースやシーズニング、スナック菓子などに少量使用することで深く柔らかい味を付与できるのが特長。既存の調味素材を代替できるだけでなく、プラントベースミートに使用した場合、特異臭をマスキングして肉の香りを付与できる。

大象は自社の食品研究所と外部研究機関との継続的な協業を通じて、様々な食品群に使用できるよう応用研究資料を準備しており、Clean label素材の需要が高い欧米にも積極的に販売を進める予定。日本市場へは発酵調味料、アミノ酸、澱粉糖製品の販売を30年来担う大象ジャパンを通じて天然系列調味料の販売拡大のための販促を強化する。

大象は発酵調味料及びアミノ酸生産で韓国、インドネシア、ベトナムの計3カ所を、澱粉糖製品は韓国、フィリピン、ベトナムの計3カ所を所有し製造している。今回発売される「NAMINO Umami」は、韓国工場で全量生産する予定である。

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