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【サケ由来機能性素材】新規成分・PDRNが追い風に

 サケ由来の機能性素材は、健康食品から化粧品まで幅広く利用されている。「サケは捨てるところがない」と言われ、プロテオグリカン(PG)からコラーゲン、核酸、DHA、イミダゾールジペプチド、プラセンタなど、1匹の個体から様々な機能性原料が取れる。未利用資源活用や機能性の面では海外でも日本発・サケ由来機能性素材が人気だ。最終製品の販売ルートは多岐に亘り、ドラッグストアや通販の定番製品から、美容医療やMLMなどのクローズドマーケットのメインアイテムとしても利用が進む。新たな動きとして、昨年頃から、韓国コスメでPDRNを配合した化粧品も上市され、日本でもブームに。食歴の長い原料が新たな脚光を浴びている

漁獲量前年比35%、健食業界では安定供給に奔走

 かつての大衆魚であったサケは近年希少性と健康機能が着目され高級魚へと昇格。漁獲量の急激な減少によりサケ個体の価格高騰が続いている。北海道連合海区漁業調査委員会が発表した2024年の秋サケ沿岸漁獲速報は、前年比約35%減の約561万尾だった。日本では、北海道で漁獲されるのが全体の 8割以上とされているが、このほか青森や岩手県などでも一定量漁獲されている。2025年の総統計はこれから発表されるが、今年も減少傾向とみられる。
 北海道立総合研究機構の担当者によると、海水温の上昇により稚魚の成育に悪影響を与えている点や成魚になっても温まった日本海に戻らず北上してしまうなど様々な要因が絡み合い、近年の漁獲量減少に至る。かつては、キロ数百円だったある原料は、数千円と20年で10倍以上となり、各社原料確保に奔走している

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