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受託各社好調な稼働で、県内景況は回復基調に (特集:静岡県)

健康食品や化粧品のOEMメーカーが数多く立ち並ぶ静岡。アフターコロナに突入し、製造ニーズが活発化したことで受託製造を行う企業では軒並み稼働率が上がっている。各社へのヒアリングでも売上は増加。インバウンド需要も戻りつつあり、内需も回復基調に。その一方で深刻なのが、食品原料や各種資材などの原材料コストの高騰。輸入商材は原料価格の値上げに加え為替の影響もあり、仕入れコストがここ数年爆上がりしている。また、電気代などのエネルギーコストも高騰するなど、ダブルパンチの状態に。利益を圧迫している状態が続いている。

健康食品出荷額
12年連続で全国トップ

 温暖な気候に恵まれ、豊富な農林水産物や恵まれた地域資源を持つ静岡。関東圏と関西圏の中央に位置し、交通の要所でもあることから製造業も古くから盛んで、食品製造が盛んな地域としても有名。健康産業集積地としての顔も持ち、健康食品の受託製造企業が軒を連ねるのも静岡の特徴だ。
経済産業省発表の最新の経済センサス産業別集計の最新版では、令和3年における全国の栄養補助食品(錠剤、カプセル等の形状が対象)の出荷額は3,623億6,800万円。そのうち静岡県の出荷額は657億3,700万円となり、13年連続で全国トップを独走している。

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