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身体的・精神的疲労、睡眠の質など エビデンスベースの素材提案進む(ZOOM UP:疲労対策)

疲労の悩みが増加傾向にあるなか、メーカー各社は現代人のニーズに合わせた商品開発を活発化させている。疲労テーマの機能性表示食品は「日常生活の身体的・精神的疲労」「睡眠の質(寝つき、眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上」「運動による身体の疲労感軽減」など、計635品目となった。他素材とのダブルヘルスクレームが目立ち、腹部脂肪や歩行サポートのダブルヘルスクレームを打ち出した商品開発も進んでいる。ゼリーや飴、ウエハースといった最終製品、外食メニューなど、サプリにとどまらない用途開発で需要を喚起する動きが広がっている。

 

サプリから一般食品まで機能性表示600品超

 “疲労大国”と称される日本の健康市場において、「疲労」は重要な訴求ポイントのひとつ。疲労テーマの機能性表示食品は6月24日現在、635アイテムが届出受理されている(アイケア除く)。関与成分はGABA(γ-アミノ酪酸)、イミダゾールジペプチド、低分子化ライチポリフェノール、S-アリルシステイン、ユーグレナグラシリス由来パラミロン、グリシン、コエンザイムQ10、L-テアニン、L-オルニチン一塩酸塩、クロセチンなど。日常生活や運動で生じる疲労感軽減、睡眠の質向上や起床時の疲労感軽減などの訴求が目立つ。
素材の受理数トップは、GABAの267品目(6月24日現在)。他素材との複合型も多く、クエン酸、テアニン、L-オルニチン一塩酸塩、パイナップル由来グルコシルセラミド、ビルベリー由来アントシアニンとの組み合わせもある。表示は、仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感緩和のほか、睡眠の質向上を訴求する製品が多い。。。

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