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【フェムケア・フェムテック(女性サポート素材)】サプリが対策の選択肢に、市場形成が加速

2000年前後に登場し、急成長する「フェムケア・フェムテック」市場。女性特有の健康課題による経済損失は3兆円超に上るとの試算が出ており、国もフェムケア・フェムテックの利活用を推進。民間企業の市場参入の後押しに繋がった。こうした中、健康食品業界でも、デリケートゾーンケア、妊娠・産後ケア、PMS(月経前症候群)ケア、更年期ケアなどの素材開発、製品上市が活発に。商品増加に伴い、販売チャネルは通販主体から店販へと広がりをみせている。各社では、機能性データの蓄積、フェムケアプラスαの健康機能の訴求、製品の認知向上・普及活動などを強化。「フェムケア・フェムテック」という言葉先行の市場形成から、市場は次フェーズに向けて動き出している。

女性特有の健康課題社会的経済損失は3兆円超

女性特有の健康課題を解決する製品・サービスの「フェムケア・フェムテック」。「フェムテック」はテクノロジーを活用して解決する製品・サービス、「フェムケア」は、特定のテクノロジーに依存しないで、女性の身体や健康のケアをする製品・サービスを指す。フェムケア製品は、女性のライフステージごとに生じる様々な悩みに対応。デリケートゾーンケア製品、月経関連製品、妊娠・産後ケア製品、PMS(月経前症候群)ケア製品、更年期ケア製品、セクシュアルウェルネス製品など、多岐に亘る。
 フェムケア・フェムテック市場は、吸水ショーツなどが火付け役となり、2020年頃あたりから注目度が急上昇。女性の社会進出に加え、ジェンダー平等意識の高まりなども背景に、こられ製品・サービスが増えた。

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