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【Breaking News】東南アジア最大の食品原料展示会                          「Fi Asia・VotafoodsAsia2025」過去最大規模で開幕

東南アジア最大の食品原料・栄養補助食品、機能性食品原料の展示会「Fi ASIA Thailand 2025」「Vitafoods ASIA2025」(インフォーマグループ主催)が、9月17日よりタイ・バンコクのクイーン シリキット ナショナル コンベンション センター (QSNCC)で開幕した。

食品原料におけるアジア有数の国際イベントとして成長を続けるFi AsiaとVitafoods Asia。世界中の食品バイヤーやイノベーターが大きな期待を寄せるなか、今年は過去最大規模で幕が上がった。両展示会合わせて70の国と地域から1400以上の出展社が一堂に会する。食品や飲料、機能性原料やOEM、製造、包装に至るあらゆる商品の展示に加え、最新イノベーションの紹介、各種セミナーが3日間にわたり繰り広げられる。

初日から世界中の関係者が数多く詰め掛けた。3日間で36000人以上の来場者を見込む。

Fi Asiaでは、多くのコンテンツを用意。新製品や新原料の一覧コーナーや学術研究と商業応用をつなぐA to C (Academic to Commercial) インタラクティブショーケースをはじめ、「地元食材の力」をテーマにした第6回Fiアジアスタートアップイノベーションチャレンジを開催。Innova Market Insights を活用したイノベーション ゾーンを設置しているほか、ニュートリマーケティングによるイノベーションツアーでは主要な原料サプライヤーにおける市場動向の開設、課題解決のヒントをレクチャーする。

初日のセミナーでは、タイ国立大学のMahidol Universityの生物学科助教授博士のMetha meetam氏が先陣を切って登壇。スーパーフードとして近年注目を集めるウキクサ(Duckweed)について講演した。熱帯地域を中心に自生するウキクサは、16~40%のプロテインを含んでおり、次世代の植物性プロテインとしての可能性があると説明。カロテノイドやミネラルも豊富に含んでおり、スーパーフードとしての側面に加え、うまみがありおいしさも期待できるという。現地では伝統的に食されてきた文化的背景があることから食経験もあり、近年では抹茶の風味に近いことから抹茶代替原料として新たな関心が寄せられているという。また、資源が豊富なことからサステナブルの面でもメリットがあるとし、日本からはJETROやJICAも支援を行っているという。

2年ぶりにFi Asiaと同時開催となったVitafoods Asiaは、機能性成分や原料、最終製品、さらに受託製造、サービスや機器を提供する650 以上の企業や団体が出展。健康食品や機能性飲料、栄養補助食品、医薬品、栄養化粧品にわたる最先端のイノベーションを披露する。専門家によるセッションでは、「体重管理ソリューション」、「ゲノミクス研究」、「メタボリックシンドローム」などのテーマで連日開催。また、テイスティングバーのブースでは、幅広い製品を試飲し、業界を形作る新しいフレーバー、食感、トレンドを知ることができる。

会場ではグローバルに展開する数多くのメーカーが軒を連ね、新製品や主力製品をアピール。来場者にとっては最新のトレンドを把握できる一大イベントとあって、熱心にブースを回る姿がみられた。

SIRIOはオメガ3配合のグミ製品をアピール。

Morethはプロバイオティクス製品を展示。子供向け製品も揃えている。

yichaoは、グミやソフトカプセルに加え、舌下吸収型のシート剤型を提案。

韓国チョングンダン ヘルスケアは主力製品の「LACTO FIT」に加え、錠剤と液剤を一つの容器に入れた「I’mVita」をアピール。

OEMメーカーのナチュラルウェイは、錠剤と液剤を一体化させた「All-in-one Cap 」を製造するリーディングカンパニー。

日本でも話題を集め、製造ニーズが拡大している。

TISTRはシオグサ科の緑藻類cladophoraを展示。近年の藻類人気を受け、ブースにも多くの来場者が立ち寄った。

ヨーロッパからも数多く出展。

やはりプロバイオティクスは人気カテゴリーのひとつ

□日本からの出展も過去最大

海外市場への進出を狙う日本企業も年々増加しており、出展社数は過去最高に。

カエルも気になるFi ASIA & Vitafoods Asiaは19日まで開催!

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