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【オリーブ】健康・美容で存在感高めるオリーブ原料

オリーブ市場は、食用オイルを中心に一定の市場規模を拡大しつつ、健康食品や化粧品としての活用が広がりを見せている。果実や葉に含まれる有用成分に注目が集まり、多様な用途で商品開発が進展している。健康食品分野では、オリーブ由来ヒドロキシチロソールやオレアノール酸などを機能性関与成分とする機能性表示食品の受理数が累計117品に達した。原料サプライヤー各社では、産地や成分規格、機能性表示対応、エビデンスの蓄積を差別化に、フレイル対策や美容分野を見据えた素材提案を強化している。オリーブは食用オイルの枠を超え、付加価値創出型の天然素材として存在感を高めている。

オリーブオイル市場、450億円突破

 地中海沿岸の食習慣から始まったオリーブオイルは、健康志向の高まりや様々な料理に使用される機会の増加によって、日本国内でも広く利用されている。日清オイリオグループの定点調査(「インテー
ジ社SCI-pデータを基に自社で推計」)によると、2024年度の家庭用食用油市場全体の金額規模は1,812億円(前年度比99.8%)。品目別では、オリーブオイルが457億円(同103%)でトップを堅持。次いで、ゴマ油390億円(同105%)、キャノーラ油352億円(同88%)と続く。オリーブオイル市場は2025年12月末時点でも前年比(同101%)で推移するという。
 オリーブオイルの市場規模が拡大している要因のひとつは、一昨年の不作に加え、円安の影響による原料価格に伴う製品の価格上昇が挙げられる。前年度比で143%と大幅に上昇した。一方で、重量ベースでは前年度比71.9%と減少している。今後の見通しについては「当面価格が下がる見通しは低い」との見方を示している。

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