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東京生薬協、新潟県の2か所で生薬の実証栽培

 東京生薬協会(東京都千代田区)は、新潟県・新発田市、新潟市と漢方薬や健康食品などの原料となる薬用植物の国内実証栽培に関する協定を締結した。
 新発田市では3 月27日、新潟市では28日に連携協定書の契約調印済み。5 年間の期間を設けており、栽培は2期を予定している。今月からトウキ、シャクヤク、カンゾウ、マオウなどの栽培を試み、1 品種あたりの栽培面積は0.5アール程度になる見込みだ。


 同協会としては秋田県の八峰町、美郷町に続く取り組み。主に市町村および栽培農家に対して種苗の提供や栽培技術の指導を行う。
 従来のメーカーと農家の直接的な契約栽培と比べ市町村が仲介することにより、リスクを最小限に、農家にとっては市が所有する休眠施設を乾燥などの場所に使えるほか、国の支援の対象にもなるなど負担が少なくすむ。
 安定的に局方規格の生薬原料を栽培することを目指すが、健康食品や化粧品グレードも手掛ける。実証栽培を通じて風土や気候条件にあった品目・品種を選定する考え。

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