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【特集】EBS 「薬と同じ感覚で活用」する医師も 歯科医師、薬剤師の間でも新たな動き

 医薬ルートで展開する「EBS(Evidence Based Supplement)」は主に、がん患者を中心とする自由診療を行う医師らによって活用されてきた。最近では、歯科医師によるEBS活用が広がりを見せつつあり、また一般ユーザーからも高い体感性を求めるニーズが高まっている。一方で、保険診療を行う医療法人ではまだまだサプリ活用が進んでいない。薬剤師の世界でも、今年からスタートした「健康サポート薬局」公表制度を受け、「予防医療に関する知識を身に着け、積極的に相談に応じるべきだ」との声も一部からは挙がっており、新たな動きも予想される。



「薬と同じ感覚で活用」エビデンスだけでなく、高い体感性が決め手

 医療機関や薬局など医薬系ルートで展開するサプリは、「EBS(Evidence BasedSupplement)」と呼ばれ、一般のサプリとは違う独自の市場を形成している。日本では、医療現場におけるサプリ活用が広く定着しているとはいえず、まだまだ大きな市場とはいえない。しかし、主にがん患者を対象とする自由診療の世界では、医薬品以外の選択肢を求める患者を対象に、免疫調整やQOL向上などで活用されている。単一成分・単一効果という医薬品の考え方ではなく、EBSは複合成分によって作用するものが多い。そのため、「エビデンスに基づきながらも、最終的には体感が非常に重視される」(メーカー担当者)という特徴があり、医師の側も、「作用の遅速はあれ、効果面では薬と同じ感覚で活用している」との声も聞かれる。
 販路開拓においても独自のアプローチが必要とされる。高い体感性が重視されるため、まずは医師自身が試し、納得した上で導入する場合がほとんど。同じ医師を相手にするとはいえ、「医薬品の営業、いわいるMRの手法とは違う」(メーカー担当者)といわれており、一人一人の医師とじっくり向き合った営業手法がとられる。
 末期がんの患者を対象に自由診療を行・・・
(詳しくは7/20発行・第1600号で)
 EBSは、医師や患者から信頼される体感性に加えて、しっかりとした品質管理が不可欠。ここで紹介するのはいずれも、長年にわたる信頼を勝ち得ている企業。エビデンス、体感性、品質管理に加えて、各社とも製品に対する強い思い入れがあるのが特徴で、日々研究が進んでいる。
「天然型生ローヤルゼリー」で
認知機能改善、活性物質特定へ
ジャパンローヤルゼリー
“人々の健康と幸せ”理念に
「カキ機能性研究の充実」「GMP認証」
渡辺オイスター研究所
血管新生抑制作用など
鮫抽出脂質・マコリピン、データ豊富
アオテアロア
米ぬかアラビノキシラン『バイオブラン』、
臨床研究で新知見
大和薬品
免疫訴求の発酵古代米「オリザロース」、
原料・OEM供給にも積極対応
オリジン生化学研究所
有機ゲルマに抗がん剤
副作用軽減を確認
浅井ゲルマニウム研究所
エビデンス充実
フコイダン飲料・サプリ、薬系で好評
ヴェントゥーノ
脳機能関連の商品開発に注力
補完医療製薬
(詳しくは7/20発行・第1600号で)




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