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【特集】 明日葉(1227号)

メタボ対策として脚光、90億円(3%増)へ
青汁は、差別化素材、健康茶用途はブレンド茶で


 明日葉市場は青汁用途が主流だが、健康茶や野菜ジュースなどでの導入も進み、市場規模は前年比
3%増の90億円に成長した。
 原料は近年、有機JAS認証を取得したインドネシア産が台頭し、シェアは3割を超えた。しかしここ1年は、中国産を中心とした輸入食品の安全問題が浮上し、国産原料への切り替えを検討する企業が増えた。
 明日葉特有の有用成分であるカルコンは、原材料の確保が難しく、安定供給までには至っていない。そうした中、タカラバイオはカルコン類の工業的生産法の開発に成功。来年から健食原料としてカルコン粉末を上市する計画だ。
 血糖値低下や中性脂肪低下作用などメタボリックシンドロームのリスク低減効果に関する新たな知見が報告される中、さらなる市場拡大が期待される明日葉市場をレポートする。

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