健康関連番組、有力な販促ツールへ進化
デジタル化で進む放送と通信の融合

デジタル化に伴うTV通販番組の多チャンネル化が進む中、健康産業向けに、従来よりも低予算で効果的な顧客獲得を支援する番組や、消費者に馴染みの薄い機能性素材の製造工程やエビデンスをPRできる原料サプライヤー専門番組などが登場。
放送と通信の融合が進み、最近では、映像の自動配信ツールをホームページに搭載し、活字ではなく音声付きの動画で製品説明を行う“プチTV通販”のような健康食品販売サイトも出現している。
　TV各局のエビデンス監査は、健康食品の消費者クレームが多い点などを背景に厳格化しているが、増加の一途にあるチャンネルで細分化された視聴者の中から、PR商材の属性に合致する視聴者に直接訴えることの可能なTV通販番組は、今後、デジタル化を背景に、有力販路として再認識される可能性が高い。