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【特集】「機能性糖質・甘味料」 機能性表示、低GIで市場活性化飲料からスイーツまで用途拡大

健康意識の高まりを背景に機能性糖質や高甘味度甘味料の市場が拡大を続けている。消費者庁はこのほど、「機能性表示食品の届出に関するガイドライン」を改正し、糖類・糖質について追加し即日運用を開始した。対象成分が拡大されたことで、トクホで認められているキシリトールやガラクトオリゴ糖などが追加。甘味料メーカーでは「制度の改正により一層の市場活性化につながることは間違いない。さまざまな加工食品への利用は進むだろうが、天候など季節要因に振り回されがちな飲料市場にとっても大きく浮上するきっかけになるのでは」と期待をかける。一方、ロカボ食品の台頭による低GIや低糖質ブーム、減塩食品における塩味増強などのエンハンスやマスキングなど機能性糖質や甘味料の用途が多様化しており、メーカーの市場開拓の動きは一層活発になっている。

健康産業新聞1642_特集_機能性糖質

糖類・糖質が機能性表示の対象に  メーカー各社追い風を期待

消費者庁は3 月28日、「機能性表示食品の届出に関するガイドライン」を改正し、2016年12月の検討会報告書に盛り込まれた“糖類・糖質”の利用が可能になった。ガイドラインには「糖質」としてキシリトール、エリスリトール、フラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、乳果オリゴ糖(ラクトスクロース)の6 品、「糖類」としてL-アラビノース、パラチノース、ラクチュロースの3 品が記載された。

消費者庁の説明によると、「これらの成分は例示であって、これら以外の成分が対象にもなりうる」という。トクホでの表示は「腸内のビフィズス菌を適正に増やし、おなかの調子を良好に保つ」(ラクチュロース)「ビフィズス菌を増やして腸内の環境を良好に保つ」(ガラクトオリゴ糖)「むし歯の原因にならない甘味料」(キシリトール)「腸内の環境を良好に保ち、おなかの調子を整える」(キシロオリゴ糖)……

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機能性飲料市場拡大で伸びる高甘味度甘味料市場

市場調査会社の富士経済によると、17年の国内清涼飲料市場は5 兆1756億円(前年比0.7%増)の見込みで、18年は5兆2,000億円を超えると予測している。

無糖茶飲料やミネラルウォーター・フレーバーウォーターは強いが、、付加価値や栄養成分を訴求した機能性飲料、ドリンクヨーグルトなどが新たに……

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