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FDA大豆たんぱく質のヘルスクレーム取り消しへ

米国食品医薬局(FDA)が、大豆たんぱく質が心疾患のリスクを低下させるとする健康強調表示(ヘルスクレーム)を取り消す検討を始めた。食品安全・応用栄養センター局長のSausan Mayne博士は声明で「1999年の承認以降、大豆たんぱく質と心疾患の関係性について、矛盾した調査結果が示されているため」取り消しを提案するに至ったとしている。

FDAは、カルシウムと骨粗鬆症のリスク低減など12種類の健康強調表示を許可している。声明文によると、健康強調表示の許可が取り消されたとしても、十分なエビデンスがあれば、条件付き健康強調表示を利用することは認める方針。条件付き健康強調表示は、健康強調表示よりも科学的根拠が低いものとして、FDAが定める免責事項を付けて表示することができる。FDAは今後、一般に意見を募集して検討を進める。FDAが最終的な決定をするまでの間、事業者は現在許可されている強調表示を使用することができる。

 

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