『食品と開発』誌面から

難溶性物質の可溶化技術【食品と開発 11月号特集4】🔒

執筆者

食品と開発のアバター

第一工業製薬㈱ライフサイエンス本部 研究部 基礎研究グループ 小森 紀明


はじめに

近年、消費者の健康志向が高まっていることを背景に、機能性表示食品をはじめとした健康食品の市場規模は年々増加している。健康食品の素材では、スポーツ・運動機会の増加によりプロテイン市場が拡大しているほか、コロナ禍以降における生活の変化が見られる中、ロコモティブシンドローム対策素材や、細胞などにダメージを与える活性酸素に働くビタミン・ポリフェノールなどの抗酸化食品に対して注目が集まっている。しかしながら、これらの機能性素材の中には水に溶けにくいことが原因で、消化管においてほとんど吸収されず、体内で本来の機能を発揮できないものが数多く存在する。

このような難溶性物質の水への溶解性を改善する手法として、界面活性剤が形成するミセルによる可溶化や、固体分散体化による非晶質化などが検討されている。本報では、これらのうち界面活性剤や糖類を併用することにより、難溶性の機能性食品素材を水に透明溶解させることが可能となる当社のミセル活用技術について紹介する。

🔒この記事は雑誌に収録されています。

続きは『食品と開発』11月号にてご購読いただけます。

食品と開発2025年11月号

【2025年11月号】特集/可溶化・安定化・吸収性向上素材と技術

『食品と開発』誌面から

難吸収性成分の「持続的な吸収」をサポートするクリルオイルの可能性【食品と開発 11月号特集3】🔒

イヌやネコの関節ケア、抗ストレスに役立つ乳由来の健康サポート素材

関連記事

  1. 食品と開発7月号特集1 賞味期限延長とフードロス対策について【食品と開発 7月号特集1】…
  2. 食品と開発7月号特集4 酸化防止剤の活用による食品価値の維持と賞味期限延長【食品と開発 …
  3. 海外輸出 EUへの加工食品の輸出におけるポイントとその実例【食品と開発 1…
  4. 202506feature (2) 香料を活用した原料代替提案とその効果-香りのチカラで支える、食の…
  5. 日本酒 睡眠の質および成長ホルモン量改善素材「清酒酵母GSP6株」【食品…
  6. A bottle of milk with a green farm in the background. 世界が注目:科学的アプローチで見る乳たんぱくの多面的ベネフィット…
  7. 次亜塩素酸水(電解水)のネクストステージと開発動向 食物アレルゲン除去における各種次亜塩素酸水の効果 -卵白を例とし…
  8. 伝統的発酵の解明から新たな発酵デザインへ 伝統的発酵食品技術から学ぶ新しい微生物利用展開【食品と開発 1月…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

PAGE TOP