サプリメント市場は人々の健康意識の高まりからコロナ禍でも安定的に推移し、最近では日本製サプリが海外、特にアジアで人気で、輸出も伸びてきている。サプリメントの中でも最も多い形状である錠剤には医薬品で培われた技術がベースに使われるが、食品では内容が天然物ゆえの独特の難しさがあり、いかに主原料を多く入れながら、小型で硬度を出し打錠障害を抑えるかが課題となっている。
機能性表示食品では、崩壊性が重要項目となり、成形性と崩壊性のバランスをとった錠剤処方の見直しがここ数年行われているが、高付加価値形状であるカプセルも同様に崩壊性を課題に開発が行われている。また食べる形状のグミやゼリーの開発や楽しくサプリを摂取するサプリへ印刷する技術開発なども始まっている。
本稿では高機能サプリメント開発のための添加剤と受託企業が開発している高付加価値カプセル形状についてみていく。
サプリメントに必要な添加剤の条件
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