食品素材の記事

三栄源エフ・エフ・アイとライコレッド、飲料分野でトマト色素の独占販売契約を締結

三栄源エフ・エフ・アイは、かねてからトマト色素をベースに水分散化した製剤「リコピンベース」を展開しているが、このほど原料供給元のイスラエル・ライコレッド社と販売協力契約を結び、同社のトマト色素を利用した日本国内の飲料製品について、色素製品を独占的に販売することとなった。トマト色素を用いた飲料の赤色着色のほか、主成分となるリコピンの健康機能を活かした機能性飲料なども視野に入れる。

トマト色素は、ナス科トマト(Lycopersicon esculentum MILL.)の果実より抽出して得られたもので、主色素はリコピン。濃厚感のある赤色を呈し、食品のpH変動による影響を受けないこと、さらに健康イメージが強いことから飲料、デザート、魚肉製品等で幅広く利用されている。三栄源エフ・エフ・アイは20年以上にわたり、独自の製法により食品中においても高い安定性を保つことのできるトマト色素製剤「リコピンベース」を展開しており、着色料としての利用を促進してきた。

今回の契約締結を機に、トマト色素の利用実績が少ない新分野へも展開していく予定。赤色の明色化など、色調の改良にも取り組み、製品の開発を共同で進める。現在、Kosher、Halal認証を取得した製剤にも取り組んでおり、海外市場へも積極的に展開していく計画。飲料はもちろん他の食品分野におけるトマト色素のさらなる利用拡大を目指す、としている。

ネイチャーライフ、じゃばらやシークワーサーからの機能性素材を研究・開発

1-3月の豆乳類生産量が増加、新型コロナウイルスの影響による在宅時間の増加も要因か

関連記事

  1. 日成共益、ウキクサ由来の高たん白栄養食品素材「LENTEIN™(…
  2. 特徴ある機能性成分を含んだお茶のエキスパウダー
  3. 11月号フレーバー特集のご案内
  4. 備前化成、ブルーベリー葉エキス末の眼精疲労・ドライアイ改善で特許…
  5. 着色や分解を気にせず使える安定型ビタミンC「アスコフレッシュ®」…
  6. バニラの現状と顧客のニーズを汲んだ製品提案
  7. shaking-hands アスク薬品、バイオトロピクス社と戦略的MOUを締結し、トンカット…
  8. 米ぬか由来の栄養強化素材、血圧・肥満予防に期待

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

海外展示会のツアー開催

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、ツアーならではのセミナーなどの企画もございます。
  資料請求は【こちら】

■2025年予定
IFT FIRST 2025
・7月13~16日 米国 シカゴ
Fi Europe
・12月2~4日 フランス パリ

■2026年予定
Natural Products Expo West
・3月3~6日 米国

食品開発展2025

Hi Japan2025

PAGE TOP