(株)Leep(東京都港区、鶴田大貴代表取締役)は6月1日付で、(株)リプロス(岐阜県岐阜市、中川篤史代表取締役)が運営するサプリメント製造工場の事業を譲り受けた。同社はこれまで化粧品と一部の健康食品では企画から製造・販売までを自社で担う一方、サプリメント領域では製造を外部委託してきた。今回の譲受により、サプリメント事業でも企画・製造・販売の一貫体制を構築し、ウェルネス領域全体のものづくり基盤を確立する。
譲受の背景にあるのは、製造機能の内製化を重要な経営課題と位置づけてきたLeepの戦略だ。健康意識の高まりや規制環境の変化、個別化された栄養ニーズの広がりなどを背景に、サプリメント市場で求められる製品の在り方は急速に変化している。同社は、変化を的確に捉え品質を担保しながら迅速に製品化し、改善を積み重ねる力が事業者に求められているとし、企画から製造、品質管理までを自社一貫で担う体制の強化を進めてきた。
譲受対象となるリプロスの工場(岐阜県岐阜市薮田東1-10-2)は、錠剤、ハードカプセル、粉末などのサプリメント・健康食品を製造。添加物製造業許可、菓子製造業許可、岐阜市HACCP施設認定を取得している。リプロスは2002年の創業以来、大手企業からも信頼される品質管理体制を築いてきた受託製造(OEM)企業で、Leepは同社の誠実な姿勢とものづくりへの真摯な向き合い方に両社の親和性を確信したことが譲受の決め手になったとしている。
今回の譲受でLeepは、(1)企画段階から製造現場までを自社統括することによる品質管理の一貫性、(2)外部委託に依存しない安定供給体制、(3)試作から量産までのリードタイム短縮と発売後の継続的な製品改善による顧客ニーズへの即応力――の3点で事業基盤を強化する。さらに同社は、品質保証体制の一層の強化に向けて、今後同工場で健康食品GMPへの対応を進めていく方針だ。
Leepは今回の譲受を事業構造を進化させる転換点と位置づけ、サプリメント・健康食品領域での新カテゴリ展開や新製品開発を加速する方針。あわせて、サプライチェーン強化に向けた第一歩として、今後も製造工場をはじめとする周辺領域でのM&Aや業務提携を積極的に推進するとしている。工場従業員については原則として雇用を継続する。













