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オリザ油化、「アグアヘエキス」に不定愁訴改善作用を有する旨の特許を取得

オリザ油化は、アグアヘ(オオミテングヤシ)から抽出した「アグアヘエキス」において、不定愁訴改善作用を有する旨について特許を取得したと発表した(特許6742537号)。

アグアヘエキスは2018年6月に上市された製品で、同社ではアグアヘエキスにマイルドな女性ホルモン様作用があることを解明し、臨床試験において不定愁訴の改善やバストアップ効果を明らかにしている。

今回取得した特許は、アグアヘエキスについて不定愁訴改善作用を有することを技術的特徴としたもの。

同社では、月経前および月経中に不定愁訴の自覚がある健常な日本人女性43名を被験食品群(アグアヘエキス100mg/日)とプラセボ群に分けて8週間摂取する試験を行った結果、不定愁訴改善作用を有することを見出した。

試験によると、月経関連症状を評価する方法「Menstrual distress questionnaire(MDQ)」では、被験食品の4週間摂取により、月経前の気分の高揚が有意に改善。8 週間摂取では月経中のサマリースコア、水分貯留、集中力およびコントロールが有意に改善した。

また、各質問項目の結果を見ると、月経中については、摂取8週間後の「冷や汗」、「涙がでる」で有意差が認められたほか、「乳房の痛み、圧痛 (圧迫されると痛い)」、「乳房や腹部の張り」、「不安を感じる」、「気分にむらがある」、「気が散りやすい」、「思い通りに体を動かせない」に傾向差が認められた。さらに、健康関連QOLを測定するための尺度となる「SF-36」においても改善が見られた。

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