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マリーンバイオ、沖縄サンゴ由来の殺菌乳酸菌「AQuA-35™」を提案

サンゴカルシウムや沖縄産の素材を取り扱っているマリーンバイオでは、沖縄のサンゴ由来乳酸菌「AQuA-35™」を発売した。コーラルサンドから採取したEnterococcus faecium AQuA-35の殺菌体で、菌数を5,000億個/gで規格している。

機能性は、整腸作用、免疫賦活、口腔ケア、腸内善玉菌生育促進などE. faeciumとして報告されている機能性に加え、同社で行ったヒト試験では、同品40mg(菌数520億個相当)の4週間摂取で、腸内フローラ改善作用(ビフィズス菌・乳酸菌の増加)、短鎖脂肪酸(特に酪酸)の増加を確認している。アンケートにおいても排便回数や便量で良好な結果を得ており、体感性の高さも認められている。カイコを用いた試験では、自然免疫活性促進作用を持つことを確認している。

「沖縄」「サンゴ」というイメージの良さやストーリー性、動物性でも植物性でもない「海洋由来」という新しいジャンルの乳酸菌として、差別化しやすさが特徴。沖縄発の乳酸菌として沖縄色を出した製品には最適で、同社の持つサンゴカルシウムや沖縄産青汁素材との組み合わせも提案している。100gという小ロットからの提供であるため使いやすい。

また同社は、沖縄のサンゴを守る活動の一環として、同品を一定量以上配合した製品には、そのブランドオーナー名でサンゴ1株の移植を行うことを決めている。サンゴを守る活動が製品パッケージに記載でき、広告プロモーションに活用することもできる。企業として環境に配慮できるだけでなく、環境保護を意識する一般消費者にもアピールできる。

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