カネリョウ海藻は4月16日、海藻の機能性を活かした新規2原料を発表した。今回発表されたのは、抗糖化、疲労感の軽減や月経随伴症状の改善機能が確認された「クロメ」の乾燥粉末、ならびに希少な海藻由来乳酸菌「S-1乳酸菌生菌粉末」。「S-1乳酸菌生菌粉末」は現在サンプルワークを始めており、今夏の販売開始を目指している。
褐藻クロメによるAGEs抑制、月経前症候群(PMS)症状軽減効果
クロメはコンブ科コンブ目カジメ属の大型褐藻で、西日本を中心に食されている。カネリョウ海藻 海藻科学研究所は、和洋女子大学・岡山理科大学との共同研究の中で、クロメに含まれるフロロタンニン類の一種「6, 8’-ビエコール(6, 8′-bieckol)」に、極めて強いAGEs(終末糖化産物)生成抑制および架橋切断の両方の働きを持つことを特定。その架橋切断活性は、創薬研究が進められていたALT-711と同等レベルであることを確認した。
また健常な20歳以上の若年女性15名を対象とした非盲検の前後比較試験では、クロメ乾燥粉末340mg(フロロタンニン総量37.4mg含有)を含むカプセルを1日1回、就寝前に30日間継続して摂取することで、糖化・酸化ストレスの低減による疲労感の改善、PMS(月経前症候群)による精神的・行動的なネガティブ症状を有意に緩和することが示された。
今後はフェムケア領域への機能性表示食品の届出・受理を目指した、次期試験を実施予定。ほか、食品由来で安全性が期待される抗糖化素材として、アンチエイジング、生活習慣病予防など幅広い分野での活用に向けて取り組みたいとしている。
海藻由来S-1乳酸菌生菌粉末
S-1乳酸菌は、褐藻マツモ由来の植物性乳酸菌。海藻由来の乳酸菌は同社が初(カネリョウグループ調べ)。原料はフリーズドライ菌末で提供、乳酸菌数2,000億個/gで規格する。胃酸に強く、胃酸耐性試験では約90%が生きたまま腸に届くことを確認済み。2021年より同社が販売する乳酸菌飲料「umika®」で使用されており、継続的な摂取により、便秘傾向にある成人女性の便通、腸内細菌叢および肌状態を[一吉4] 改善することが調べられている。
同社ではS-1乳酸菌と発酵性食物繊維と組み合わせた「マリンシンバイオティクス®」 を提案。S-1乳酸菌と海藻を一緒に食べることによる相乗効果などもPRする。












