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サンクト、酵母由来プロテイン本格提案 ~WPC代替で発酵潮流に対応

世界的に拡大する発酵由来プロテイン市場をにらみ、(株)サンクト(東京都江東区)は酵母プロテイン『酵母たんぱくKM』をWPC(ホエイたんぱく濃縮物)代替素材として本格提案する。パン酵母(Saccharomyces cerevisiae)から細胞壁を除去し抽出した粉末原料で、たんぱく質含量は乾燥物換算で70%以上を確保する。

『酵母たんぱくKM』は、アミノ酸スコアが100に近く、BCAAも豊富でホエイに匹敵する筋合成シグナルが期待できる。消化速度はホエイとカゼインの中間で満腹感の持続にも寄与する。

特定原材料等28品目に該当しないアレルゲンフリー設計、Non-GMOで、加えて乳・大豆・卵を含まないため、ヴィーガン製品やソイフリー処方への展開にも適している。

アップサイクル素材である糖蜜などを培地に発酵プロセスで生産されるため、酪農や大規模農業と比較して水資源使用量・CO2排出量を大幅に低減できるサステイナブルな点と、天候・飼料相場の影響を受けずタンク内で安定供給できることから、原料高騰が続くプロテイン市場では大きな利点となっている。

製品適正としては、プロテインパウダー・バーから代替肉の結着・風味補強、ベーカリー、レトルト食品まで対応可能。pH変動の影響を受けにくく飲料用途でも沈殿しにくい。加工適性も幅広く、酵母由来の旨味・コク成分が植物性プロテイン特有の青臭さをマスキングし、熱安定性にも優れる。

同社では乳糖不耐症層向け高たんぱく飲料、プラントベースミートの大豆臭マスキング、塩味系スープのベース素材などを採用イメージとして想定。既存ソイ製品への10~20%配合によるアミノ酸バランス・風味改善処方も提案する。賞味期限は製造日より2年、荷姿20kg/袋。サンプル(100g~)と他プロテインとの比較データシート(ホワイトペーパー)も提供する。

黒レンズ豆でプラントベースアイスクリームの課題に挑戦

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