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長瀬産業、シンガポールに食品素材ラボを設立し、食品素材の海外展開を加速

長瀬産業は、シンガポールに食品素材ラボ Regional Innovation Centerを新たに開設すると発表した。東南アジア・オセアニア・中東地域の食品飲料業界向けにソリューションを提供していくための施設とし、食品素材分野の海外展開を加速していく。
https://www.nagase.co.jp/assetfiles/news/20200709.pdf

長瀬産業の販売子会社であるNagase Singapore (Pte) Ltd.は、食品素材によるソリューションの提供や食品飲料メーカー向けの実演・講習会等のコミュニケーションを行う拠点として、シンガポールにRegional Innovation Centerを開設した。施設は、同社子会社である林原が日本国内で展開するアプリケーション開発ラボ「L’プラザ(エルプラザ)」を海外に展開するもの。国内2か所(岡山、東京)に加え、海外では中国・厦門に続き2例目。

同施設は、各国の食文化や味付けによって異なるニーズをふまえたレシピ提案、アプリケーション開発、顧客へのプレゼンテーションやセミナーの実施を目的に開設するもの。主なターゲットは東南アジア、オセアニア、中東地域におけるパン、菓子、飲料、乳製品、加工食品、麺などを含む食品飲料業界メーカー。

林原の主力製品である多機能糖質「トレハ®」(トレハロース)、ビタミン・アミノ酸などの多様な食品素材のプレミックス(配合品)に強みを持つ米国のPrinova Group, LLCの取り扱い製品、ナガセケムテックスが製造する酵素製剤など、NAGASEグループの商材を中心にソリューションを提供していく。

長瀬産業では、2020年度までの中期経営計画の注力領域の1つにライフ&ヘルスケア分野を掲げており、2020年4月1日には食品素材を事業領域とするフード イングリディエンツ事業部を立ち上げている。特に海外において、グループ全体で食品素材事業を展開するべく、Nagase Food Ingredientsのブランド名で事業をグローバルに推進しており、今後もグループのシナジーを最大限に活かし食品素材業界でのプレゼンスを向上していく方針。

■施設概要
・名称 Regional Innovation Center
・所在地 #01-01/02/03 51 SCIENCE PARK 2, The ARIES, Singapore 117586
・開設日 2020年7月10日
・人員 3名
・面積 331㎡
・施設運営 林原とNagase Singaporeの共同運営
・機器 テクスチャーアナライザー、レオメーター(粘度計)、試作用オーブン、ミキサー、ドーナツ生地用機器、高圧力ホモジナイザー(均質器)、加工食品用機器

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